梶テストリサーチ
株式会社ＫＴＲでは、品質試験・性能評価以外にも、
エコマークの申請・モニター・耐久試験等、開発業務支援も行っています。

今回はサプリメントのＤＨＡ（ディエィチエー）とＥＰＡ（イーピイエー）についての話です。
高齢化にともなって、いろんなサプリメントの宣伝がふえてます。
その中でも多いのがＤＨＡ（ディエィチエー）とＥＰＡ（イーピイエー）です。
サプリメントは栄養補助食品のことです。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ハーブなどがあります。

（１）　DHA（ドコサヘキサエン酸）

DHAは脳の細胞の中に入り脳細胞を柔らかくし、情報の伝達性をよくさせるとともに、細胞を活性化させます。
抗ガン作用と抗アレルギー作用が注目されています。
不飽和脂肪酸の一つで、わずかに黄色をした油状物質です。
分子式はＣ22Ｈ32Ｏ2です。
6つの二重結合を含む22個の炭素鎖を持つカルボン酸の総称です。
サバやイワシ等の魚油に多く含まれています。

（不飽和脂肪酸）
　　　脂肪の元のもの。
　　　常温で液体の物は油と言い、個体の物は脂肪と呼ばれます。
　　　脂肪酸とは、炭化水素にカルボン酸が付いたものです。
　　　上図のように二重結合を含んでいます。

（２）　ＥＰＡ（エイコサペンタエン酸）

EPAは血液の性状を健康に保ち、特に血栓ができにくくしたり、動脈硬化や心筋梗塞、脳血栓を予防するという働きがあります。
分子式はＣ20Ｈ30Ｏ2です。
ニシン、サバ、サケ、イワシに多く含まれます。

（３）　必須脂肪酸

体内で他の脂肪酸から合成できないために食事として摂取する必要がある脂肪酸です。
生理代謝過程に必須であっても自身では合成できないので、食事として取りこまなければならないと言われています。

（４）　まとめ

今回は、薬では無いが服用されている人が多いサプリメントのＤＨＡとＥＰＡについて書きました。
サプリメントはどのような効果があるのか分かり難いですが、つい飲んでしまいます。
効果は人によって違います。
最近よく目にするＤＨＡとＥＰＡについて書きました。