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第80回目

第80回「NITE(ナイト)」について

 

今回は、NITE(ナイト)について簡単に説明します。
あまり日常では聞きなれない言葉です。
しかし、NITEは技術的な広範囲の仕事をしています。
国の全国的な大きな組織です。

 

(1)<NITE(ational nstitute of Technology and Evalution)とは>

NITEは上の英語の頭文字を取ったものです。
日本語では独立行政法人 製品評価技術基盤機構と言います。
経済産業省所管の独立行政法人で、身分は国家公務員です。
独立行政法人は、中期目標管理法人、国立研究開発法人、行政執行法人の3種類があります。
2014年度、日本には98の独立行政法人があります。

 

(2)<NITEの設立>

1928年(昭和3年)に商工省輸出絹織物検査所が前身です。
1984年、通商産業所の製品検査機関が統合され、通商産業省検査所が設立されました。
その後、2001年に独立行政法人に改組されました。

 

(3)<経済産業省所管の独立行政法人>

1.経済産業研究所
2.工業所有権情報・研修館
3.日本貿易保険
4.産業技術総合研究所
5.製品評価技術基盤機構(NITE)
6.新エネルギー・産業技術総合開発機構
7.日本貿易振興機構
8.情報処理推進機構
9.石油天然ガス・金属鉱物資源機構
10.中小企業基盤整備機構

全部で10あります。
NITEはこの中にはいります。

 

(4)<NITEの人員>

約400名所属していて、東京、大阪、かずさ(千葉県)などに7か所支所があります。
予算は75億円ほどです。

 

(5)<業務>

工業製品などに関する技術上の評価や品質に関する情報の収集・提供などを主たる業務としています。

 

(6)<組織>

本所 東京都渋谷
東京都渋谷
監査室
情報統括官
国際評価技術本部
バイオテクノロジーセンター
化学物質管理センター
化学物質総合情報提供システム(CHRIP)
化学物質の総合的なリスク評価・管理に関する情報の提供
認定センター
製品安全センター
 
製品安全センター 大阪市大手町
 
バイオテクノロジーセンター 木更津市
 
認定センター 愛知県名古屋市中区

 

 

(7)<NITEの仕事範囲>

(1)バイオテクノロジー分野
生物遺伝情報の収集・保管・提供
 
(2)化学物質管理分野
新規化学物質の事前審査支援
化学物質のリスク評価
化学物質排出把握管理促進法
 
(3)適合性認定分野
法律に基づく認定業務
試験事業者登録制度(JNLA)
公正事業者登録制度(JCSS)
特定計量証明事業者認定制度(MLAP)
 
(4)製品安全分野
製品事故に関する情報収集/調査・原因究明
事故の再発防止・未然防止のための情報提供

(8)<まとめ>

NITEについて、簡単にまとめてみました。
日常生活では、あまりなじみのない組織ですが大事な仕事をしています。
主に、技術的な仕事が中心です。
商品の安全の基準を決めたり、改善の指導も行っています。
私たちが日常使っている製品の安全性や品質について問題がないか、あれば改善を指導してます。

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