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今回は膠(にかわ)について書いてみたいと思います。
にかわ(膠)は紙や木や竹の接着に使われる天然接着材です。
今でも使われますが、最近では合成接着材の使用が増えてきてます。
(1) にかわの語源について
膠(にかわ)は、動物の皮とか骨とかを水にひたしてその後煮て溶かしこんで冷やして作ります。
動物はいろいろな種類があります。
牛、羊、ウサギ、魚などがあります。
また、皮とか骨とかいろんな場所が使われます。
にかわのJIS(日本工業規格)
(2) にかわの語源
にかわは、皮を煮るからにかわになったと言われます。
煮皮(にかわ)皮を煮るからにかわになったそうです。
にかわは棒状、板状、粉末状などいろんな形の物があります。
にかわは水溶性のポリマーです。
(3) にかわとゼラチン
にかわから、不純物を取り除いたものがゼラチンと言われます。
主成分はコラーゲンと言われ、たんぱく質です。
ゼラチンは食用にも沢山使われています。
(4) にかわの用途
にかわは接着材として使われて来ました。
にかわにはいろんな不純物が含まれているため、黄色い色がしていたり臭いがあります。
しかし、不純物が多いほど接着強度が高いそうです。
(5) にかわはホットメルト接着剤
にかわは温めて液体にして塗布して冷えて固まって引っ付きます。
代表的なホットメルト接着剤です。
そのために、塗ってから固まるまでの時間が短いことが特徴になっています。
にかわは50℃ぐらいに熱しますと溶けて軟らかくなります。
最近のクラフト粘着テープの糊はホットメルトになっています。
設備が簡単で乾燥工程がいらず、環境面も優れて生産性も高いからです。
昔は糊の値段が高かったがだんだん安くなってきたためです。
(6) まとめ
今回は、膠(にかわ)について簡単に書きました。
昔から接着剤として使われてきました。
最近では直接見ることはあまりありませんが、1部の用途には重要な物です。
墨は煤(スス)をにかわで固めています。バイオリンの接着にも使われています。
膠(にかわ)
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