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◆今回は、分析につきまして簡単に紹介させていただきます。
「分析」について 1A.定性分析(ていせいぶんせき)
B.定量分析(ていりょうぶんせき)
それでは、具体的に代表的な分析機器を紹介いたします。
(原理)
赤外線をシートに当てると、それぞれの物質は、特定の波長の赤外線だけを吸収します。
したがって、その吸収波長からその試料がなにかが分かるわけです。
赤外線は赤外と言うわけですから、赤色より波長が長い光線で、人間の目には見えません。
赤外線は、熱線と言われるように、物を暖める働きがあります。暖めるとはどう言うことかと言いますと、赤外線を当てた物質の分子を振動さすことです。
温度が高いと言うことは、この振動が多きいことを言います。
実際はもう少し複雑で、分子の中に含まれて原子同士の結合ごとに、特定の吸収波長が決まっていて、それらを総合して、もとの分子状態を再構成します。
非常に手軽に分析できるので、有機物(炭素や水素が中心の物質)の場合は取りあえず赤外線分析をする場合が多い。
これは基本的には、定性分析です。
(原理)
細長い管(カラムと言います)を暖めておき、その中に分析したい試料を微量入れます。カラムの中には充填剤がはいっていて、その中を試料が気体になって流れてゆきます。流れる速さが物質により違っており、早く流れるものは早くカラムの出口から出てきます。このようにして試料の中の物質が分離されます。試料をカラムに入れてから、出てくるまでの時間でその物質がなにかが分かるようになっています。
したがって、このカラムの選択が難しいことと、標準物質のそのカラムでのデーターがそろっていることが必要になります。
基本的には、定性分析ですが、分離された物質のチャート(図の事です)の山の高さから、半定量が可能な場合もあります。
(原理)
発光分析の仲間です。発光とは原子を高温にしたときに出る光のことです。花火で色々な色がでるのは、火薬の中にいろんな金属を入れているので、その金属が熱せられて金属特有の色をだしているからです。これとまったく同じ原理で元素を発光させています。
熱を加える装置が高周波を使ているので、ICPと呼ばれています。
発光した光をプリズム(もしくは回折格子)で分けて、色を特定してその色から物質を特定します。
また、その光の強さから、その物質の量を測定します(定量する)
どの分析を行うのか、また分析機器をくみあわせるのかは、目的や費用、期間を考え、また過去の経験をふまえて決める必要があります。
私の経験では、極論を言えば分析できないものは無いと思います。ただし、これは費用を考えない場合です。
実際はこのような事はなくどこかで妥協して分析内容をきめます。
分析を外部に依頼した場合は標準的には、納期は約2週間です。また費用の方はピンキリですが、エコマークの重金属分析で(6~8元素)で10万円以下が相場です。
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